前回の記事までで、データを集めて、グラフも作って、KPI も整理した。
でも、いざ会議で説明すると「で、結局何が言いたいの?」と言われてしまう……。
そんな経験はありませんか?
今回は、データ分析の最後の仕上げともいえる「伝わる資料作成」のコツを、てくしるちゃんとシルルと一緒に学んでいきましょう!
なぜ資料は伝わらないの?

頑張ってグラフも表も作ったのに、『何が言いたいの?』って言われちゃった……。



それは、てくしるちゃんだけではありません。実は、多くの人が『資料を作ること』と『伝えること』を同じだと思っているんです。



えっ!?違うの?



はい。資料は『たくさん情報を載せるもの』ではなく、『相手に行動してもらうための道具』なんです。


💡 コツ①:1スライド1メッセージ



まず、一番大切なのは『1枚のスライドで伝えたいことは1つだけ』という考え方です。
たとえば、
- 売上の話
- お客様の年代構成
- 新商品の反応
を全部 1 枚に詰め込んでしまうと、何を見ればいいのか分からなくなります。



たくさん書いた方が親切だと思ってた!



実は逆なんです。伝えたいことを 1 つに絞る方が、相手は理解しやすくなります。
悪い例
- グラフ 3 個
- 表 2 個
- 文章がびっしり
良い例
- タイトルで結論を書く
- グラフは 1 つ
- 補足は 2~3 行だけ


💡 コツ②:結論 → 理由 → データ の順で話そう



私はいつも、最初にグラフを見せてから説明してるよ?



実は、相手は『何を見ればいいのか』が分からない状態でグラフを見ても、頭に入りにくいんです。
おすすめは、
の順番です。
例えば、
❌ 「こちらが売上の推移です。次に年代別データです……」
ではなく、
⭕ 「新商品の効果で売上は前年より20%伸びました。その理由をデータで見てみましょう。」
という流れにすると、相手は「何を理解すればいいのか」が分かった状態でグラフを見ることができます。



先に『何が言いたいか』を教えてあげるんだね!



その通りです!データは、結論を支える『証拠』として見せるイメージです。


💡 コツ③:グラフや文字を詰め込みすぎない
最後のコツは、『全部見せようとしないこと』です。
資料を作っていると、
「せっかく集計したから全部載せたい!」
という気持ちになります。
でも、見る人は初めてその資料を見るので、一度にたくさんの情報を理解するのは大変です。
迷ったら、この3つだけ意識しましょう。
- 文字は少なく
- 色は使いすぎない
- 一番見てほしい場所を目立たせる



『全部伝えよう』じゃなくて、『一番伝えたいことを届ける』って考えればいいんだ!



そうです!資料は『知識の一覧表』ではなく、『相手を動かすためのストーリー』なんですよ。
まとめ:資料は「説明するもの」ではなく「伝えるもの」



今日のポイントを振り返ってみましょう!
1. 1スライド1メッセージを意識する
2. 「結論 → 理由 → データ」の順番で話す
3. グラフや文字を詰め込みすぎない



これなら、私でも『伝わる資料』が作れそう!



データ分析は、グラフを作って終わりではありません。『相手に伝わって、行動につながる』ところまでが、本当のゴールなんですよ。
次のステップ : 比較の落とし穴を理解しよう!
データを見る前に考えることから始まり、集計し、グラフを作り、見るべき数字を決めて、最後に相手に伝える。
ここまでで、「データを仕事で使う基本の流れ」がひと通り身につきました。
次回は、「前年比が伸びた!」「A と B を比較した!」といったときに陥りやすい、『比較の落とし穴』について、図解とマンガでやさしく学んでいきましょう!





